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2021年11月2日 教科横断探究プロジェクト始動 ―教科等横断の在り方について話し合いました―

2021年11月16日

竹川慎哉准教授による基調提案の様子 竹川慎哉准教授による基調提案の様子

11月2日(火)、教科横断探究プロジェクトの活動の一環として、「教科横断」について議論し、知見を広げる取り組みを行いました。教科横断探究プロジェクトのメンバー、および6年一貫教員養成コース、教科横断探究コースの院生・学生を含めた約20人が参加し、学校教育講座の竹川慎哉准教授による「教科横断」についての整理にかかわる基調提案を受けて、「教科横断」とは何かについて話し合いました。

今回の取り組みは、未来共創プランの戦略7に包含される「教科等横断し、協働的に学び合う次世代プログラムを開発する」ことを目的として始動した教科横断探究プロジェクトにおいて、「教科横断」や「探究」についての知見を広げ、それらについての共通理解を図り、あるべき次世代プログラムを構築する足掛かりとして行われたものです。

基調提案を聞く参加者 基調提案を聞く参加者

まずは竹川准教授より、「教科横断」や「問題解決学習」、「探究学習」の異同について、それらの使用される経緯や背景を含めた説明がありました。また、竹川准教授は「教科横断」をカリキュラム類型論の視点から説明したほか、近年の我が国の教育課程政策の動向における「教科横断」と「探究」の位置づけについて言及しました。竹川准教授の基調提案の後、質疑応答と話し合いを行いました。

以下に、参加学生の振り返りを記載します。
・教科横断というと、今まで私の中のイメージは算数を使って理科の実験をするなど教科の壁を取り払ったようなものでありいわゆる融合カリキュラムだったが、関連的に教えるような関連カリキュラムがあることを知ることができた。
・教育の在り方も常に変化し続けていることが分かった。また、昭和や平成時代に行われていた授業内容や教育方針にとらわれるのではなく、新時代に対応したカリキュラムに沿って子どもたちに教育をする必要があるということが分かった。
・同じ学校に勤めていたとしても教員間で意識や熱量の違いが必ず存在すると思う。ただでさえ前例がないこの取り組みを行うのは容易なことではないはずだ。そのような状況で独自のカリキュラムを開発するために行われている工夫はあるのか気になった。

今回の取り組みを足掛かりとして、「教科等横断し、協働的に学び合う次世代プログラム」の在り方について考えていきます。

(6年一貫教員養成コース14・15期コーディネーター/生活科教育講座 講師 西野雄一郎)

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