Aichi University of Education

HOME > News & Topics > 2022年一覧 > 2022年11月掲載分 > 2022年11月2日 福岡教育大学による「大学運営組織と運用状況等」に関する訪問調査

2022年11月2日 福岡教育大学による「大学運営組織と運用状況等」に関する訪問調査

2022年11月10日

意見交換前の集合写真意見交換前の集合写真

11月2日(水)に福岡教育大学から金子泰久事務局長のほか、企画課、教育支援課の職員4人が「大学運営組織と運用状況等」について調査するため、愛知教育大学を訪問され、本学は、新津勝二総務・財務担当理事のほか、総務課、企画課、教務企画課、キャリア支援課の職員8人で対応し、調査事項毎に現状や対応状況を共有しました。

あいさつする 新津勝二 理事 (写真左)あいさつする 新津勝二 理事 (写真左)

福岡教育大学は、内部統制の強化と業務効率の向上の両立を図る仕組みの整備を目指して運営組織の見直しを検討されており、その参考とするため、本学を訪問調査されました。

初めに、新津勝二総務・財務担当理事が、教員養成系大学が直面している厳しい状況と、教育の基盤を支える教員を養成することの重要性について触れ、その上で、これらの課題の改善に向けて福岡教育大学と情報を共有していきたい旨を述べました。

あいさつする 金子泰久 事務局長 (写真中央)あいさつする 金子泰久 事務局長 (写真中央)

福岡教育大学の金子泰久事務局長からは、教員養成系大学の抱える課題について、愛知教育大学と意見交換を行い、ここでの成果を大学改革につなげたい旨を述べられました。

その後に行われた意見交換会では、各調査事項に本学の伊原雅人総務課長、松岡宏晃企画課長のほか、各担当課が答える形で進められ、その調査事項は、「大学運営組織と運用状況」「外部有識者との意見交換等の方策」「卒業生・修了生との連携」「IRについての体制と取組」「教職大学院の支援体制」など多岐にわたりました。

本調査にあたり、事前に、福岡教育大学から提示された調査事項毎に両大学から関連資料を共有して論点を明確にしたことで、当日は、課題や具体的な対応策について、より深く意見交換することができ、有意義な機会となりました。

【福岡教育大学 金子泰久事務局長の感想】

教員養成を取り巻く社会情勢が急激に変化する状況の中で、両大学が抱える多岐にわたる課題や取り組みの状況等について、大変有意義な意見交換の場が持てました。

本学では、現在、学修者本位の教育の実現や地域社会へ貢献するための教師教育の質の向上に向けた支援策の立案など、教育内容やそれを支える大学運営体制等の改革を推進しています。このたびの訪問で、改めてそれらは教員養成系大学に共通する課題であると認識したところです。今後もこのような交流を大切にし、そこで得た知見を教員養成の課題解決に生かしたいと考えております。

【愛知教育大学 新津勝二総務・財務担当理事の感想】

10年後を見据えた教育改革が行われている中、GIGAスクール構想化における「新たな学び」と「新たな学校のかたち」に対応した教員養成改革を推進する必要があります。高等教育では総合大学や理工系の大学に予算が重点化されていますが、学習や人間力の基盤を育成する初等中等教育段階の教員を養成することの重要性をもっと認識しなければなりません。デジタルを駆使した教育DXや働き方改革を実現するためにも、全国の教員養成系大学間の連携をさらに強めていきたいと考えています。

【愛知教育大学 伊原雅人総務課長の感想】

予定されていた時間があっという間に過ぎてしまい、充分にお話できなかったのはとても残念でしたが、大学運営を積極的に考えられている姿勢を直接感じることができ、とても刺激になりました。また、組織運営では大学の事情を踏まえた運用を行っている旨のお話を聞くことができ、参考になることばかりでした。改めて、直接対面で話を聞ける良さを感じました。今回、遠くから訪問いただき感謝しかありません。これをきっかけとして交流を深め、同じ教員養成系大学として、それぞれの大学の発展につなげていくことができればと思っています。

【愛知教育大学 松岡宏晃企画課長の感想】

「大学改革」は大学共通の命題ですが、その内容は各大学においてさまざまであると思います。そのような中で、この度同じ教員養成系の福岡教育大学と対面による情報交換を行うことができました。同系の大学なので課題はほぼ共通してはいるだろうと思っていましたが、その解決や実行方法については、本学にはない悩みを持っていること、逆に本学にとって役に立ちそうな方法を実行しているなどの話を忌憚(きたん)なくできたことはお互い非常に有意義であったと思います。

新型コロナウイルス感染症の終息がなかなか見えない状況ですが、オンラインや紙面による情報交換ではなく、今回のように直接対面による情報交換のメリットを生かして、お互いの大学改革が進んでいけば良いと思いました。

(企画課)

高校生の為の受験生応援ページ

このページを印刷する