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2024年2月27日 教職大学院「実践研究報告書」発表会を開催しました。

2024年03月27日

2月27日(火)、本学で教職大学院「実践研究報告書」発表会を行いました。各コース・系を単位とした複数の分科会にて、学部直進等学生および現職教員学生計69人の学生が、自身の取り上げた研究テーマについて、実習校や現任校での実践結果を発表しました。

教職大学院では、確かな指導理論と実践力・応用力を備えること、学校教育の場で指導的役割を果たし得る教員を育成することを目標に掲げ、院生の皆さんは日々研究・授業実践に取り組んでいます。今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたことに伴い、連携協力校に加えて、外部へと広く公開し、他大学の教職員や学校教員の方にもご参加いただきました。どの分科会においても、それぞれの院生の努力と工夫が感じられる充実した内容となっており、発表後には参加者から多くの質問や意見が上がりました。

発表の様子発表の様子

会場の様子会場の様子

質疑応答の様子質疑応答の様子

造形・創造科学系(美術・保健体育)の分科会では、試合形式の授業を段階的に行うことによって、「児童生徒の変容」を引き出す実践研究に対して、生徒の主体的な学びはどのように生み出せるのかという点について議論が行われました。

理数・自然科学系の分科会では、児童生徒が取り組む真新しい課題に対して、自身の既習事項の経験から「学びのつながり」をどのように引き出し、回答へ導き数学的な思考を育むことができるかという実践研究に対して、ICT活用の視点も交えながら議論が行われました。

養護教育実践系の分科会では、実習校の先生から、院生に対して「子ども一人ひとりに寄り添い、目をかけている姿が印象に残っている。研究テーマについても、これからより深め、教育現場へ広めていってほしい」と述べられました。

1年半にわたり、配属された実習校にて理論と実践の往還を行い、新たな教育現場に羽ばたく学部直進等学生と、大学院で学んだことや現任校での実践研究を教育現場へ還元し、現場の核を担う現職教員学生の今後の飛躍が、一層期待される発表会となりました。

(教務企画課 大学院係 内田陽介)

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