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2025年12月9日 市民リテラシー特別講演を開催 ―能登半島地震の記録と南海トラフ地震への備え―
2025年12月19日
中日新聞北陸本社 七尾支局長 前口憲幸 氏
2月9日(火)、本学の本部棟第1会議室にて、前口憲幸 氏(中日新聞北陸本社 七尾支局長)による「能登半島地震で被災記者が記録した肉声と景色~南海トラフ地震への備え~」を開催しました。
本学は中日新聞社と2017年に相互連携協定を締結し、その一環として、中日新聞NIE事務局にご協力を得て、学生がメディアリテラシーを習得することを目的とした「市民リテラシー」の授業を行っています。今回の講演は初めての試みとして、中日新聞社のご厚意により、履修生に加え、一般学生や教職員も聴講する機会が設けられ、約70人が参加しました。
講演では、2024年元日に発生した能登半島地震の取材を指揮しながら、自身も被災者となった前口氏が、現地で見聞きした実情を語りました。また、輪島市では災害による人口減で9校あった小学校が6校になるなど教育現場への影響を伝えるとともに、断水や簡易トイレの問題など南海トラフ地震への備えの重要性を強調しました。
前夜に青森県で最大震度6強の地震が発生したこともあり、聴講者の関心は高く、能登半島地震の被災状況を示す写真や映像に見入る姿が見られました。聴講者からは、「現地の被災状況を正しく知ることの大切さ」や「地震発生後も続く終わらない被災の現実を知ること」「災害時に事実を伝える新聞報道の大切さ」など、多くの学びがあったとの声が寄せられ、防災意識の重要性と災害報道の意義を再認識する機会となりました。
なお、中日新聞12月10日付朝刊(西三河版)に、本講演に関する記事が掲載されました。
※ NIE(Newspaper in Education)とは、学校などで新聞を教材として活用する活動です。
(社会科教育講座 講師 紀村真一郎)
新聞記事を投影し、自らの被災経験と防災の重要性を語る講演の様子
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