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2025年5月24日 たのしいものづくり教室「形状記憶合金で熱エンジンをつくろう」を開催
2025年05月28日


作り方を説明する北村一浩教授
毎年、本学では科学・ものづくり教育推進センターの活動の一環として、小学生・中学生を対象に楽しく、分かりやすく、ものづくりの技術を指導する「たのしいものづくり教室」を開催しています。5月24日(土)に今年度第3回となる技術教育講座 北村一浩教授の「形状記憶合金で熱エンジンをつくろう」が開催され、小学校3年生から中学校2年生までの11人の子どもたちとその保護者が参加しました。
この熱エンジンは3Dプリンターで出力した2つのプーリー(動力を伝える円盤状の回転する部品)に形状記憶合金のワイヤーをかけて作製します。使用した形状記憶合金のワイヤーは温めると直線になるように記憶させてあり、元の形に戻ろうとする際にプーリーをけることで回転する仕組みになっています。
今回のものづくり教室はものづくり・技術専修3年の6人の学生がお手伝いをしました。北村教授が作り方をモニターに提示しながら説明を行い、学生たちは各テーブルに一人ずつ分かれ子どもたちが作製する際に協力やアドバイスをしました。子どもたちはドライバーやラジオペンチを使いながら、上手に部品を組み立てました。
どうやって作るのかな?
ドライバーでクルクルネジ止め
部品を組み立て終わったら、最後に形状記憶合金のワイヤーをふんわりかけ、プーリーに好きな色を塗って自分だけの熱エンジンの完成です。
完成後、子どもたちは熱エンジンを温めたお湯につけて試しました。部品のネジの締め方、ワイヤーの状態、お湯へのつけ方などによって、すぐに回転するものもあれば、調整に時間がかかるものもありましたが、北村教授や学生たちが調整を手伝い、最後には全員の熱エンジンが勢いよく回転しました。
熱エンジン、完成!!
うまく回るかな?
終了後も多くの子どもたちが「もっと回したい!」とお湯の周りに集まって、熱エンジンの回転を楽しんでいました。帰る際には「楽しかった!」という声も聞かれ、まさしく、"たのしいものづくり教室"となりました。
(地域連携課長 古田 紀子)
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