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2025年7月18日〜21日 「臨海(山海)実習」で遠泳を実施
2025年08月07日


目印のドルフィンタワーの前で記念撮影
7月18日(土)〜21日(月)に山海海水浴場で開催された「臨海実習」に、保健体育専攻2年生の68人が参加しました。本実習は「山海実習」と呼ばれ、本学で50年以上続いている水泳の実習です。
実習は、山海海水浴場の清掃活動から始まり、海での水慣れや班に分かれての練習(基礎練習、隊列泳)を行い、3日目には1時間程度を泳ぐ「小遠泳」を行います。そして、最後には「大遠泳」として全員で、3列の隊列を作って約4kmの距離を泳ぎます。 本年度の実習では、野田敦敬学長や小塚良孝副学長にも来ていただき、「大遠泳」前に激励いただきました。
学生たちは大学入学後初めて3泊4日を集団で共に過ごす実習であり、さらに慣れない海での実習でもあり、緊張と不安でいっぱいだったかと思います。しかし、大遠泳の前に激励をもらい、そしてバディ(仲間)同士で互いに支え合いながら、さらに多くの教員や補助スタッフのサポートにより、今年度も大遠泳を無事に終えることができました。 3泊4日の実習を乗り越えた学生を見ると、皆、大きく成長した表情をしていました。
大遠泳前に野田敦敬学長に激励をしていただきました
出発前の集合写真
円陣で気合いを入れて、さぁスタート!
大遠泳で隊列を組んで泳ぐ様子
【学生Aの感想】
私はこれまで、 泳ぐということは一人でスタートし、一人でコースを泳ぎ、一人でゴールを目指す個人競技だと思っていた。しかし今回の山海実習を通して、その考えは大きく変わった。遠泳は決して一人の力ではやり遂げることができない。 バディや仲間と支え合い、励まし合うからこそ、 完泳という目標を達成することができたのである。 泳ぎのきれいさを求めるだけではなく、水中で自分の身は自分で守ることができる技術を身に付けることの重要性、そして時には人に助けを求める勇気を持つことの大切さを学ぶことができた。 このような実習は単なる泳力の向上にとどまらず、自分の心の成長にもつながったと感じている。最後に、 この実習を安全かつ充実したものにしてくださった先生方、 準備やサポートに力を尽くしてくださった補助学生の皆さん、そして海で共に励まし合いながら泳いだ仲間たちには感謝の気持ちでいっぱいである。この3泊4日の経験は、私にとって大きな自信となり、 忘れられない宝物になった。
ここで学んだことを今後の生活や学びに生かしながら、前向きに挑戦を続けていきたい。
全員、無事ゴールすることができました!
【学生Bの感想】
支えてくださった先生方やバディに直接恩を返すことは難しいかもしれないけれど、してもらったことを次は自分が、ほかの困っている人に対して返していけるように、恩送りができるように心がけていこうと思います。また、この3日間とっても不安で怖くて、海に入りたくないと何度も思いました。この気持ちを水泳が苦手な子どもたちは、プールに対してこの思いを抱いているかもしれないと思います。今回、自分が怖いという気持ちを抱いて、どんなサポートがしてほしいか、どんな声掛けをしてほしいかをよく理解することができたので、教員になってそのような思いを抱いている子どもたちがいたら自分の経験を活かし、しっかりとサポートしていきたいと思います 。この3泊4日で泳ぎの習得をしただけでなく、周りのサポートがあって自分が泳ぎ切れたという実感を得ました。自分もサポートする立場に回れるようにこれから頑張っていこうと思います 。
(保健体育講座 講師 村松愛梨奈)
(保健体育講座 教授 寺本圭輔)
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