2025年8月16日 本学教職大学院修了者(2025年3月修了)が2025年度「日本地学教育学会若手学術賞」を受賞

2025年08月27日

本学教職大学院修了者(2025年3月修了)の清水咲良氏が2025年8月16日(土)、日本地学教育学会第79回全国大会(北海道大会)において、2025年度「日本地学教育学会若手学術賞」を受賞しました。清水氏が本学教職大学院在籍中に取り組んだ教材開発とその授業実践研究の論文が受賞対象になりました。日本地学教育学会は1948年に創立された日本地学教育研究会を母体とし、1961年に日本地学教育学会に名称変更し現在に至る、約520人の会員からなる全国的規模の学会です。
清水氏は本年4月より愛知県豊橋市立中学校に教諭として勤務しており、北海道教育大学釧路校でとり行われた授賞式では清水氏の実践研究を指導し今大会に参加した星博幸教授(本学理科教育講座)が校務のため大会に参加できなかった清水氏の代わりに表彰状を受け取りました。

【論文題目】
清水咲良・星博幸(2025)「火成岩に関する用語の理解を促すためのカード教材の開発 ―カードと岩石標本を活用した授業の実践―」(日本地学教育学会誌『地学教育』第77巻、47-57)

【星博幸教授の感想】
このたび、教え子の清水咲良さんが名誉ある日本地学教育学会若手学術賞を受賞し、たいへん誇らしく思います。受賞対象となった論文の実践研究は、清水さんが教職大学院1年次に愛知県豊川市立中学校での実習で進めたものです。生徒に火成岩用語の理解を促すためにはどのような教材を開発し、それを授業でどう実践したらよいかについて、清水さんは本学教育学部および教職大学院教科指導重点コースで学んだ知識を踏まえて検討を重ね、私の助言も参考にしながら実践研究を行いました。受賞対象論文は、清水さんにとって初めての論文査読とその対応に1年弱を要して受理・掲載された労作です。今回の受賞は清水さんの高い教育研究力と並々ならぬ努力、および本学教職大学院の高度な教員養成機能が実証されたものと考えます。今後も引き続き、高い教育研究力を有する人材を育成するために、学生の教育と研究指導に尽力する所存です。

清水咲良氏の代わりに学会長から表彰状を受け取る星博幸教授 清水咲良氏の代わりに学会長から表彰状を受け取る星博幸教授

「日本地学教育学会若手学術賞」表彰状 「日本地学教育学会若手学術賞」表彰状

(自然科学系 理科教育講座 星博幸)

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