2025年9月24日 全学FD講演会「大学授業での生成AI活用法」を開催

2025年10月06日

sdgs17

9月24日(水)、生成AIとその教育活用に造詣の深い森木銀河氏を講師に迎え、全学FD講演会「大学授業での生成AI活用法」を開催しました。

講演ではまず、「生成AIとは何か」と題して、生成AIの発展と普及の状況、機能や特徴について解説されました。

続いて、大学授業での生成AIの活用事例として、教員自身が生成AIを利用するケースや学生に利用させるケースなどが紹介されました。また、教員自身が利用するか学生に利用させるかに関わらず、生成AIを活用する上で必要な能力として、その土台となる力(専門性と指示力)、実行する力(応用力と協働力)、そして舵取りの力(倫理観と判断力)が必要となることが説明されました。合わせて、生成AIの利用にともなうリスクや、生成AIの限界と課題を理解した上で、適切にリスク管理を行っていくことの重要性が指摘されました。

森木銀河先生 森木銀河先生

会場の様子 会場の様子

参加者からは、「生成AIに対してネガティヴな印象をもっていたが、前向きに活用していく方向性があることに気づけてよかった」、「各社の生成AIの差違や、有料版と無料版の差違など、『生成AI』とひとくくりにできないことを知ることができた」、「生成AIの活用に関する研修機会は学生にも必要だと強く感じた」などの感想が寄せられました。

大学の教員自身が技術の進化と上手に付き合いながら、より質の高い学校教員ならびに教育支援専門職を養成していくことの大切さを、あらためて考えさせられる機会となりました。

(教育研究創成センター長・学校教育講座 野平慎二)

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