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2025年10月8日 JICA課題別研修「学校保健・栄養」の研修員と学生との交流活動を実施
2025年10月22日
10月8日(水)、独立行政法人国際協力機構(JICA)の課題別研修「学校保健・栄養」で来日中の、インドネシア、フィリピン、東ティモール、モンゴル、バングラデシュ、パキスタン、バヌアツ、ガーナ、ケニア、ナミビア、モザンビークの研修員の方々と養護教育専攻4年生との交流活動を実施しました。
日本の養護教諭は「養護をつかさどる」教育職員として、各学校で子どもたちの心身の健康の保持増進のために健康教育や保健活動に取り組んでいます。JICAの研修員の方々は、世界的に例をみない日本独自の専門職である"養護教諭(Yogo teacher)"に非常に関心をもって来学されました。
◆学生によるロールプレイや掲示物等の説明
養護教育専攻4年生の学生が、学校で行う健康観察や健康診断のロールプレイをしながら意義や方法を説明したり、自分たちが作った掲示物等に研修員の方に実際に触れていただいたりして、養護教諭の活動について紹介しました。
学生による健康観察のロールプレイ 「はい! 元気です」
学生による健康診断のロールプレイ 「身長が伸びたね」
学生が作った掲示物の説明 「手洗いをやってみたくなりますね」
「歯みがきでバイキンがとれて面白いですね」
◆担当国についての発表と討論
学生が担当する各国の特性や教育・健康などの内容を事前に調べて発表しました。それぞれの国の文化や気候、教育制度などを事前に理解したことによって、研修員の方々とのディスカッションが深まっている様子が見られました。また、研修員の方々から、養護教諭を目指した志望動機や養護教諭となって取り組みたいことなどの質問を受けて、ディスカッションが盛り上がりました。
学生による担当国の発表 「食文化にも特徴があります」
研修員と学生とのディスカッションの様子1
研修員と学生とのディスカッションの様子2
研修員と学生とのディスカッションの様子3
研修員と学生とのディスカッションの様子4
研修員と学生とのディスカッションの様子5
研修員と学生とのディスカッションの様子6
研修員と学生とのディスカッションの様子7
この交流活動を通して、学生からは以下のような感想がありました。
「お互いに翻訳ツールを使いながらも、多国籍の方とコミュニケーションを取ることができ、とても有意義な時間でした。さまざまな国の健康・教育課題について知ることができ、多くの学びがありました。また自分たちが学んできた、そして目指している養護教諭についてお伝えできたこともうれしかったです」
「他国の方との交流を通して、養護教諭という仕事の魅力をあらためて実感しました。最後のディスカッションで、養護教諭に関するたくさんの質問をいただけて、とてもうれしかったです」
「たくさんの国の学校保健や健康の状況を知ることができ、国によって子どもたちの健康を支える形がさまざまであることを学びました。掲示物の紹介やディスカッションを通して、養護教諭の魅力を少しでも伝えられていたらうれしいです」
学生が、養護教諭の魅力を再発見するとともに、"養護教諭(Yogo teacher)"について自分の言葉で説明する体験を通して、誇りと喜びを感じる機会になったように思います。
(養護教育講座 浅田知恵)
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