2025年12月24日 カンボジア王国「ロイヤル・モニサラポン勲章」最高位 大十字章(Grand Cross)を受章しました。

2026年01月16日

■カンボジア王国「ロイヤル・モニサラポン勲章」最高位大十字章を受章 ― 日本の大学として初の栄誉 ―

愛知教育大学は、長年にわたりカンボジア王国における健康教育支援活動を行ってきました。この功績が高く評価され、このたびカンボジア国王の勅令に基づくカンボジア王国政府による「ロイヤル・モニサラポン勲章」の最高位である大十字章(Grand Cross)を受章しました。日本人・日本の団体として大学の受章は初めてとなる栄誉です。同勲章は、教育・文化・科学・社会貢献における顕著な功績を象徴する、カンボジア王国における最高の栄誉であり、その意義は国際的にも広く認められています。
伝達式は、今年度の支援活動のための本学渡航団がプノンペンを訪問中であった2025年12月24日、カンボジア国立教育研究所において行われ、本学を代表して野田敦敬学長が、カンボジア教育・青年・スポーツ省のキム・セタニー常任長官から伝達を受けました。

受賞の喜びを分かち合うキム・セタニー常任長官と野田敦敬学長 受賞の喜びを分かち合うキム・セタニー常任長官と野田敦敬学長

カンボジアの関係者への感謝状贈呈 カンボジアの関係者への感謝状贈呈

本学からは、本プロジェクトの推進において長年にわたりご尽力いただいたカンボジア教育・青年・スポーツ省のキム・セタニー常任長官、国立教育研究所をはじめとする関係機関の皆様に深い感謝の意を表し、感謝状を贈呈しました。

■長年の取り組みとその意義

本学の健康教育支援は、2014年に開始した「身体測定の普及・支援」からスタートしました。続いて2016年からは、学校給食の効果検証に加え、本学の食育キャラクター「しょくまるファイブ」を活用した食育教育の実践を展開。これらの活動は、子どもたちの健康基盤の形成、教育現場の改善、そしてカンボジアの学校の学生と本学学生の双方向の交流促進に大きく寄与してきました。
さらに、活動で得られた成果・課題を日本語・英語・クメール語で発信し、国際的な情報共有を継続してきたことは、現地の教育関係者にとっても政策的・実務的な改善につながる有益なエビデンスの蓄積として評価されています。

■キム・セタニー常任長官のコメント

伝達式では、キム・セタニー常任長官より、次のような謝意と期待が述べられました。
「愛知教育大学は、カンボジアが困難な時期にあっても、教育現場の基盤づくりを着実に支援してくださいました。身体測定の標準化と学校給食・食育の効果検証は、私たちの健康教育における大きな柱となりました。この10年以上にわたる協働によって、カンボジアの教育環境は著しく改善し、子どもたちが健やかに学び、夢に向かって成長できる基盤が整ってきたと実感しています。
愛知教育大学の皆さまは、単なる技術支援や研修に留まらず、現場に寄り添い、教師や学生と心を通わせる姿勢で歩みを共にされました。
今後も、この基盤の上に健康教育をさらに進め、子どもたちの夢の実現に向けて、共に力を合わせてまいりましょう」

■野田敦敬学長のあいさつ

野田学長は、今回の受章に際し、次のとおりあいさつしました。
「本学が長年にわたりカンボジアで展開して参りました『健康教育支援活動』を高く評価していただき、カンボジア王国様より、名誉ある『ロイヤル・モニサラポン勲章』 を授与いただく栄誉を賜ったこと、誠に光栄に思います。
長年にわたり本プロジェクトをご支援いただいてきたカンボジア教育省のキム・セタニー常任長官、学校保健局、そしてカンボジア国立教育研究所の皆様に、心より感謝申し上げます。
これまでの活動を通して、カンボジアの教員養成学校の学生と本学の学生との交流をすることができ、互いに有意義な時間を過ごすことができました。
キム・セタニー常任長官が、以前、『子どもたちが健康でなければ、子どもたちの夢は叶えることはできない』と話されていました。私たちは、強く心に残り、共感しています。
この授与を機会として、カンボジアの子どもたちの健やかな成長をより一層願い、今後も可能な支援をしていく所存であります」

■伝達式出席者

カンボジア教育・青年・スポーツ省

キム・セタニー博士(常任長官)、ヨン・クンセアリス氏(学校保健局副局長)、リー・レアンセン氏(学校保健局 副局長)、フン・ソポーン氏(学校保健局副課長)

カンボジア国立教育研究所(NIE)

シエン・ソバンナ博士(所長)、タイ・ヘン氏(副所長)、ネオ・ビラ博士(副所長)、マム・チャンセン博士(大学院長)、チャップ・ラタナ氏(大学院 副院長)、シエン・ビースナ氏(大学院 副院長)

愛知教育大学

野田敦敬(学長)、小塚良孝(副学長〔カリキュラム改革・国際交流・未来共創担当〕・国際交流センター長・外国語教育講座教授)、寺本圭輔(国際交流センター副センター長・保健体育講座教授)、山田浩平(養護教育講座准教授)、高木遠慧(国際企画課専門員)

意見交換の様子 意見交換の様子

伝達式後笑顔で記念撮影に臨む愛教大の渡航団メンバー
伝達式後笑顔で記念撮影に臨む愛教大の渡航団メンバー

■今後の展望

このたびの受章は、本学の国際協働の活動姿勢が広く認められた証として、日本の教育界全体にとっても大きな励みとなるものと自認するところです。私たちは、大学の教育研究活動の持つ社会的使命をあらためて銘記し、持続可能性と実効性を意識した国際貢献を、確かな歩みで今後も推進してまいります。
さらに、2026年2月には、カンボジア教育・青年・スポーツ省学校保健局ならびにカンボジア国立教育研究所の関係者を本学にお迎えし、附属学校の訪問や日本の学校給食の体験を通じて、実践的な知見の共有と相互理解の深化を図ります。これらの取り組みを契機として、両国の教育交流をより確固たるものへと発展させていく所存です。

(国際企画課 国際交流係 高木 遠慧)

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