2026年1月31日 飯田市フィールドワークを振り返る「社会教育実践ゼミナール」を開催

2026年02月24日

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1月31日(土)、刈谷市総合文化センターアイリスにおいて「社会教育実践ゼミナール」を実施しました。本研修は、文部科学省の委託事業「社会教育士フォローアップ研修」の一環であり、社会教育にかかわる方々の継続的な学習機会の確保と、ネットワーク構築を目的として、愛知教育大学と愛知県生涯学習推進センターが連携して開催したものです。今回の研修の受講者は、9月27日(土)・28日(日)に長野県飯田市で実施したフィールドワークに参加しており、本研修ではその学びを振り返るとともに、フィールドワーク後の受講者の実践を共有し、理解を深める機会として開催しました。

飯田市公民館 西しのぶ氏 飯田市公民館 西しのぶ氏

元飯田市公民館副館長 木下巨一氏 元飯田市公民館副館長 木下巨一氏

研修講師として、飯田市公民館 学習支援係長の西しのぶ氏、元飯田市公民館副館長(現・松本大学非常勤講師)の木下巨一(のりかず)氏をお招きしました。
西氏にはフィールドワーク後に受講者から寄せられた質問に答えていただきながら、飯田市公民館の現状をご説明いただきました。西氏は飯田市にも自治会加入率低下、地域への無関心、都市への流出など他自治体と同様の課題があることを説明し、その中で「自分が社会に役割があると思えるきっかけをつくることが、社会教育主事の役割ではないか」と述べ、個人の「楽しい」をきっかけに公民館活動への関心を高めていく「ハマコミるサイクル」(ハマコミる=ハマる、コミットする)の取り組みを紹介してくださいました。
木下氏からは、住民自治を育てる拠点として公民館を位置づけた飯田市の歴史をひもときながら、社会教育の在り方を考えるヒントが語られました。自身の公民館主事としての経験を交えつつ、公民館主事経験者が市役所の他部署に異動しても、社会教育の視点で仕事を進めること、その積み重ねが「市役所全体が公民館のようになる」状態を生み出すこと、公民館活動を通じて市民が課題解決を学んでいくこと、など飯田市の実践の背景について解説いただきました。

グループディスカッションの様子1 グループディスカッションの様子1

グループディスカッションの様子2 グループディスカッションの様子2

講演後には、講師のお二人もグループに入っていただき、受講者同士によるグループディスカッションを行いました。 飯田市でのフィールドワークを経て、それぞれがどのような実践を行ったのか、どのような行動変容があったのかについて、活発な意見交換が行われました。

進行役の中山弘之准教授進行役の中山弘之准教授

研修の最後に進行役を務めた愛知教育大学の中山弘之准教授がまとめを行いました。中山准教授は講師のお話を踏まえ、公民館にかかわっていない人が楽しいと思える活動に取り組むことが重要であること、飯田市では悩みを抱えた公民館主事が学びあうことが原動力になったこと、そして愛知県の社会教育の課題として住民レベルでは努力が重ねられているので、住民と職員の交流の場が大事であることを指摘しました。
今回の研修は社会教育士同士のネットワークづくりに寄与し、住民主体のまちづくりに向けた広がりの可能性を感じる機会となりました。

(地域連携課長 古田紀子)

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